東大観世の日々

能楽サークルって何をやっているのでしょう

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自演会2017―学生能「花月」を振り返って

みなさまこんにちは。先日の自演会では学生能「花月」のシテを務めました、Kです。ブログ登場は久しぶりなので何を書こうか少し悩みつつですが、とりあえず元気にまいりたいと思います。

まずは会場に足を運んでくださった方々、そして少しでも気にかけてくださった方々、またいつもこのブログに目を通してくださっている方々、みなさまのお陰で今年も無事自演会を終えることができました。本当にありがとうございました!!

思えばウン年前、……と語り始めると長くなるのでここでは語りませんが、約半年の稽古期間は長いようで始まってみればあっという間でした。そのあっという間の稽古期間にも多くの気付きや学びがあり、次第に花月という曲や花月少年のことが親しく感じられるようになりました。

あっという間に感じられたのは本番中の時間も同様でして、「お幕」の合図をかけてからは息つく間もないほどの目まぐるしさで気付けば「嬉かりける」と留拍子を踏んでいました。鏡の間に戻ってきたときの解放感は格別で、ついさっきお調べを聞いていたときの緊張が嘘のようでした。

さて今回の能を無事終えてつくづく、私はよい先生方にめぐりあえたことだと感じています。当会を長年ご指導下さった関根祥六先生とは惜しくも今年2月に最後のお別れをいたしました。しかしながら、いつも熱意溢れるお稽古をして下さる高梨万里先生は私のように物覚えの悪い生徒にも根気強くご指導下さいましたし、関根祥丸先生は自演会に駆けつけて励ましの言葉をかけて下さいました。

また印象的だったのは、後見をして下さった関根知孝先生の「ご自分の番が来たときに、よく立派に務めることができましたね」というお言葉でした。あくまで私個人の解釈にすぎませんが、これは東大観世会・OB会という組織の中、あるいは何百年と続く能楽の歴史の中での、ちっぽけではあるけれども確かにここにある自分の役割について意識することを私に迫るものでした。

そんなこんなで当会で私にめぐってきた最大の役割は終わりましたので、あとは柏蔭舎のすみっこでゆるゆるとお稽古しながら後輩たちを陰ながらサポートすることとします。

それでは、今日はこのあたりで。

(K)

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学生能「羽衣」を終えて

 明けましておめでとうございます。今年も東京大学観世会をよろしくお願いいたします。

 さて昨年度末に行われた自演会についてです。(遅くなってすみません・・・。)
今年度は私が学生能のおシテを務めさせていただきました。自演会から2週間経ってこれまでを振り返ってみたのですが、やはり思うことは「感謝」ばかりです。ご指導いただいた先生方、一緒に能を作り上げてくださったお囃子の先輩方、現役のみんな、自演会開催にあたり尽力していただいた数々の東大観世OB会の皆様へ、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
私が能のおシテをさせていただける日が来るなんて・・・。東京大学観世会に入って1年生の時に学生能「小鍛冶」の地謡に参加してから、学生能のシテを務めてみたいと思い始めるも、自分にそんな技量はないしそんな重要な役を私がしていいものかとシテをやりたいと胸を張って言えるような自信はずっと持てずにいました。そんな自分を少しでも変えられるよう上達するようにと稽古を重ねましたが、同期・後輩が上達していることばかり感じ焦り落ち込むこともありました。しかし、シテをしてみたいという気持ちは変わらず無くなりませんでした。そんな意地汚くて頑固な自分にも感謝かなーと思います(笑)
正解のわからない日々で私なんかが務めるべきではなかったのではないかと弱気になることばかりで良いシテではなかった、むしろダメなシテだったと思うのですが、見放さずに励ましていただき、最後までなんとか務めきることができました。力不足で皆さんにはたくさんのご迷惑、ご心配をかけましたが、共に最後まで走ってくださったこと、本当に感謝しています。本当にありがとうございました。

 自演会を機に代替わりをし、また新しい東大観世会になりました。私は会長から平の会員になりました。皆で次の自演会に向けてまた頑張っていきますので、今年もどうぞよろしくお願いします!!

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2015年度自演会 経正を終えて

19日に当会最大のイベントともいえる2015年度東京大学観世会・東大観世OB会合同自演会が終わりました。
来ていただいた皆様、誠にありがとうございます。

私は学生能「経正」のシテを無事終えることができました。
入りたかったオーケストラに入れず、新しいことをはじめようとして門をたたいたお能。
1年生のときからワキツレ、ワキ、ワキ、地謡としてありがたくも毎回学生能に携わらせていただき、
今年も学生能に関われたらと思っていた折、後輩から「シテやりませんか」とのお誘いが。
高学年のためでしゃばりすぎか、とも思いましたが、社会人になってからではそのような機会があるかもわかりませんし、なにより学生として皆とすてきな思い出がつくりたい、大好きな先生から今、シテとして稽古を受けたいという思いが募り、やらせていただく運びとなりました。

修羅能が好きだったため2番目物から選ぶことにし、その中でも優美かつキリは激しい、またすっきりした構成をしていて気に入った「経正」を選びました。ちなみに経正は1992年度自演会以後、当会では演じられておりませんでした。
ワキ、お囃子、地謡もOBOG、また現役のみなさまが快く引き受けてくださり、謡から稽古がはじまりました。
経正は現役部員にもかなりなじみがある曲でしたので謡自体は早い段階で皆が覚えていました。「覚えてからが稽古」がしっかりと実践できたと思います。

シテ稽古は9月からはじまり(型付は7月頃いただいておりました)、9月の合宿ではじめてすべて通しました。あのときは能面をかけるのがはじめてで、しかもその舞台も周りが池だったため、かなりおどおどとハコビをしていたことを思い出します。
シテ稽古では祥丸先生の謡と舞にほれぼれしながら言われたことをやろうと必死になってくらいつきました。先生も本当に丁寧に教えてくださいました。
ワキ、お囃子、地謡の皆で柏蔭舎やコミプラで合わせることも、皆様のご協力のおかげで月2回ほど設定させていただきました。
皆での稽古のときは舞台に対して思ったことを言い合ったり、終わってから雑談して笑いあったり、楽しい時間でした。

12月に入ると、日々あっという間に過ぎ、気づけば申し合わせ、本番でした。
鏡の間で面をかけた際、鏡に映る自分の姿、経正に対して語りかけていました。
「どういう思いでここに来たのか」「何を伝えに来たのか」と。
不思議な気分でした。幕をでてからは無我夢中でしたが、本番は落ち着いて経正の青山またこの世への思いをわずかですが謡と舞にのせられたかなと思います。
祥六先生も見ていてくださりお褒めの言葉をいただきました。4年半ほどの自身の結果を見ていただけて本当によかったです。また家族もはじめて自演会に来ることができ、少し成長した姿を見せられたかなと思います。見所で見ていた方からもアンケート含め様々お褒めの言葉を頂いたり、最初は緊張してたみたいだけどだんだん気持ちが乗っていったね、と言われたりしました。

入学した当初から考えれば夢にも思わなかった経験をさせていただきました。
これもすべて、先生方、OBOG、現役の皆、見に来てくださった方々の支えあってのものです。
自分自身、本当に人に恵まれていると感じます。
すてきな方々が周りにいたからこそ、能をこうして続けられ、成長できました。
次は自分がより誰かを支えられる人間に、能のすばらしさを伝えられる人間に成長していこうと決意しております。
それではまたどこかで。

真鍋拓馬

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自演会を終えて

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もう一週間経ってしまいましたが、皆様のおかげをもちまして、平成25年度東京大学観世会・東大観世OB会合同自演会は無事終了いたしました。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

私は今回シテをつとめさせていただきましたので、その感想をすこし書きたいとおもいます。
とにかく本番までの、特に直近の2ヶ月くらいは、能へ向かっていく気持ちが生活の第一にあるという感じでした。シテの謡は(仕舞の地、連吟紅葉狩もですが、)とにかく毎日謡うということを自分に課して、学校後に部室に通いました。毎週土曜日には父方の実家の2階の座敷で稽古をし、日曜日の朝はみんなで集まって稽古でした。これではまだまだ、稽古量としては足りなかったとおもいますが、しかしそれでも、やっているうちに、昨日と今日では謡い方が変わり、それが一週間分重なって先週と今週となるとだいぶ違ってきているというのが自分でわかりました。ふだん仕舞の稽古をしていると、謡を覚え方を覚え、大体きれいにできるようになればそれでいいやと思ってしまうのですが、これだけ長い間(曲が決まって覚えはじめたのは4月か5月だったように思います。あるいはもうちょっと早かったかもしれません)、ストーリィのある一曲と取り組んでいると、そのすこし先のこと、先生のよく言われる「心」のことに、すこしは触れることができたのではないかという感じがします。
いくつかの細かい失敗はありましたが、後悔はありません。

このほぼ三年間ずっと考えていたのは、学生がやる能とはいったい何なのかということでした。学生は玄人ではありませんが、純然たる素人とも違います。一般の素人の方は基本的に発表会でシテしかやりませんが、学生は地謡まで全部自分たちでやります。連吟も素謡も、仕舞も舞囃子も、東大では能だってそうです。しかし絶対に玄人ではない。玄人にとってのように仕事でもないし、素人にとってのように単なるお楽しみでもない、何ともつかない中途半端なものが学生の能なのです。僕は負けず嫌いなので、それがずっといやでした。しかし能をさせてもらって今考えてわかることは、それは要するに「特権的な地位」というやつなのだなということです。玄人のように大変な修行を経ず、うるさいことはいわれずに、しかし一般の素人のように制限されたやり方ではなく、「玄人みたいなこと」をさせてもらっている。玄人であったら基本がしっかりできてから、さてその上でこの曲の「心」は、となるのでしょうが、我々はそこをショートカットして、曲の「心」を楽しむことができる。大変にありがたい立場にいるのだということが判りました。

とにかく本番までは生きていなくてはならない、ただ生きているだけでは駄目で、ちゃんと生きていなくてはならない。風邪を引いてはいけないし、病気になってもいけないし、けがをしてもいけないし、鬱になってもいけない。事故に遭ってはいけないし、恨みを買って殺されてもいけないと思い詰めて生活していました。今までの21年間のなかで、一番まじめに生きた時間だったかもしれません。終わったらホッとするかとおもいましたが、ホッとすることはしましたが、あまり呆然となったりはしませんでした。また次、もう次、という感じです。

自演会を境に会員の人数がぐっと減ってしまいましたが、我々は次の舞台を目指してがんばっています。これからもどうぞよろしくお願いします。

(五)

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クロスワードパズル解説

私がうっかりしているうちに、優秀なる編集長・G味氏が
答えをあげてくれました(ありがとう)。
ですので、作成者の私は、解説でもしようかと思います。

ちなみに今年のパズルの作成方針としましては、

昨年のパズルより簡単にする

でした
なにせ、昨年のパズルは私も全部は解き切れなかったので……

観世会2・3年生が楽しみながら解ける
お能初心者の方でも、ネットで調べながら解ける

レベルを目指しました。
(太鼓のお稽古場が同じある女性からは、
 2・3を除いて帰りの電車の中で解けた、とご報告をいただいたので、
 この試みはまぁ成功だったのではと思っています。)

さて、以下からカギの解説です↓↓↓
「続きを読む」のリンクをクリックしてください。
(※解説が必要と思われる一部のカギのみです。)
まだ解いていらっしゃらない方は、是非解いてからご覧ください。

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