東大観世の日々

能楽サークルって何をやっているのでしょう

ぼくのたのしい夏休み

八月三日
この日は中高時代の演劇部の公演日だったが、熱が出て行けない。浪人している友達に逢うのはまた今度になりそうだ。その中の一人が「おい、これ国宝だぜ」と次のものを送ってきた。

ぷ____。iiiii    ←ボウリング。頭と手足わかるかな?

浪人生は意外とヒマらしい。小人閑居為不善。
八月四日
この日はちょっと熱が下がったので朝から「劇場版仮面ライダー電王」の初日舞台挨拶に行く。これは今年最大のイヴェントだった。もちろん東大に受かったよりも嬉しかった。主役の佐藤健くんは一人六役を演じているが、素はその六人格のどれとも異なるようだ。劇場に来ていた人の七割は十代後半の若い女性で彼が手を振るたびにきゃあきゃあ言っていた。舞台挨拶司会進行のオバサンがとてもおもしろかった。
今年最大のテンションで風邪を押さえ込み観世会の合宿に何食わぬ顔で出席する。が、テンションで風邪を治すことはできず、途中リタイア。そうめんを三束だけ奪い、去る。帰りの電車がやたらと長く感じられ、明大前かと思ったらまだ下北沢だった。医学書の「インフルエンザの症状」に時間が2.5倍長く感じるとは書いていなかった。
八月五日
この日は熱が随分と下がったと思って張り切って測ったところ、39度以上あった。症状的にはインフルエンザである。この日したことは、ポカリスウェットを飲んだこと、トイレに行ったこと、体温計で熱を測ったこと、テレビでゲキレンジャー、電王、笑点、ちびまる子ちゃん、サザエさんを見ただけだった。そういえばサザエさんのパロディでフネが突然発狂して包丁で周りの人間を刺しまくるというミステリがあった。サザエさんは覚醒剤を打ち、マスオさんは浮気、ワカメちゃんは下半身不随、ナカジマはヤンキーになり、イクラちゃんは知恵遅れという設定だった。ああ祥人先生のシフォンケーキ!!
八月六日
この日から十日まで浜名湖集中講義に行くはずだったが、まだ熱は下がらない。ああ浜名湖のウナギ!!
八月七日
この日は随分とよくなった。が、何をしたか記憶にない。おそらく熱で脳細胞が死んだのだろう。
八月八日
この日はぞろ目である。
八月九日
この日は完治したと勘違いして豪勢にも寿司を食べにいったが、またお腹を壊す。うーむ。
八月十日
この日は受験前から凍結していた40センチを越えるハウルの動く城のペーパークラフトを再開。2ミリごとに凹凸を繰り返す屋根の瓦が難しい……。
八月十一日
この日は夏学期末試験前から凍結していた長編ミステリ執筆を再開。登場人物の苗字が気にくわないので変えた。一人余分に殺す必要が出たが、トリックが思いつかない。この一文だけ読んだらただの異常者である。
八月十二日
この日は慶応の自演会だった。前回ブログに「ぺっ、本番ではたいして面白いことも起こらなくてつまらなかったな。」と書いた所為で能の神さまに見限られ、今回は袴の後ろを踏んづけ、袴が落ちそうになりながら舞う羽目になった。桑原桑原。が、菅原道真は能の神さまではないのでいくら唱えても効果はないだろう。
この日は母の誕生日でもあった。「パッサカリア ハ短調」を含むJSバッハのオルガン曲CDをプレゼントした。やはりパイプオルガンはよいですな。家族にプレゼントを贈るとき、自分も愉しめるものを送るというのは鉄則である。なので、趣味が合わない父にプレゼントを贈る予定はない。そもそも父は自分の誕生日に間違いなく気付かないだろう。

いきょうち

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いざ福島

今小論文の添削が終わり、はれて愛する福島の地に帰ることができます。

ところが私の知らないうちに家族は引っ越したらしく、駅に着いた後は懐かしの我が家とは到底言い難い場所へと向かうことになります。
引越しの知らせを聞いた当初は新潟沖中越地震の頃で、私は帰る場所をなくした悲しみに打ちひしがれ(テスト期間で病んでもいた)つつも「地震で家が倒壊したわけじゃない分私は幸せ…」と頑張りました。

小論文は「1枚何百円」なので、添削期間中はものの値段を小論文の枚数で数える習慣になっています。昨日もベローチェでアイスココアとジャムサンドとコーヒーフロートを頼みましたが「これで小論文1枚分」、今日切符を買うにしても「小論文10枚分」とか思うわけです。。物々交換経済を体験できる、興味深いバイトです。

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夏合宿

8/4~8/6に駒場キャンパスにて、夏合宿を行いました。

一日目は、能についての勉強会を厳かに執り行いました。
能は総合芸術なので、能について考える際には色々な視点から見ることができます。また能の歴史は600年と言いますが、600年も続いてたら色々謎も多くなるわけです。そんな能について、知識を整理したり、普段気づかない視点について考えてみよう、というのが勉強会の狙いです。というわけで、会員各自の視点で色々と発表してもらいました。能の歴史や舞台。小鼓。大鼓。能とオペラ。装束や面。「お能と記号」や「能と銘探偵との関係」についても発表してくれたので、大満足です。内容は書ききれません。勉強会参加者の共有財産(逃げ)。勉強会に参加してくれた、一橋大学観世会のdonaさんありがとう♪


二日目は、毎年恒例の大大仕舞大会をしめやかに開催しました。
早稲田大学観世会のお二人が参加し、会に華を添えてくれました☆また、午後からは若手OBの方々も参加してくださり、舞台はさらに深みを増し、濃いものとなりました。ありがとうございました!
1、2年生の時は、私にとっての仕舞大会は「こんな仕舞があるのか~」と学ぶ場でした。それに対して今年は、今まで頑張ってきた大切な舞台を思い出す、という別の意味での楽しみを見いだしました。ノスタルジア。少し年を取った。

夕方からは、先生が駒場にいらっしゃってお稽古でした。私は最近のお稽古では「安宅」を見て頂いているのですが、いつも張盤を叩いて地を盛り上げてくださるので、舞っている方は気持ちが良いです。地謡の皆さんは大変かもしれませんが。

稽古の後は柏企画(稽古場である柏蔭舍にて、自分たちで調理を楽しむという物好きな企画)。主役は、いきょうち氏が持って来てくれた三輪そうめん☆
先生、そして去年卒業されたOGの方々も同席してくださって、場を多いに盛り上げてくださいました。
それにしても、そうめん。白くてつやつやで美しい。美味しい。感無量です。いきょうちくんありがとう!!!(本人は前日に、高熱にうなされて早退。残念。インフルエンザだなんて><)
梅味と卵味のそうめんを一緒にゆでた時には、「花みたい」「いそぎんちゃくみたい」「能装束みたい」と多いに盛り上がりました。梅の味もちゃんとした!
先生が持って来てくださったシフォンケーキも頂きました。先生自らシフォンケーキを手でちぎって「こうやって食べると、おいしい」とおっしゃってました。こうやって食べると幸せをより実感できます。


三日目の稽古も皆疲れも見せず、つつがなく終了しました。最後に、千秋楽(迫力満点のおめでたい謡)を私を取り囲んで謡う、という嫌がらせを受けたことと、がちゃさんが持って来てくれたTDSのクッキーを楽しんだことが印象的でした。


3日間、みなさんお疲れさまでした。頼りない幹事ですが、色々支えて頂きました。特に、飲み会の席で胸の内を話してくれたサービス精神旺盛なほんの一部の方、勉強会のために色々調べてくれたみんな、本当にありがとうございました!!


もえは

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