東大観世の日々

能楽サークルって何をやっているのでしょう

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今週の柏蔭舎(4月第四週)

今週の稽古は一年生がなななななあんと!五人もきてくれました。豊作わいわい。天の恵みに感謝!それぞれ個性豊かで、入ってくれたらまたいちだんと観世も良いサークルになりそう、と期待で胸がいっぱいです。
今週の日曜の午前中は新歓で設置した立て看の片づけがありました。ぼくも「手伝いにいくいく~」と新歓担当のI藤さんに言っておいたのですが…起きて時計を見たら、もう作業が始まる時間!!ドバっとふとんをふっとばして、シャワーをしゃわっとあびて、すぐに駒場に向かったのですが、着いた時にはもう作業は終わっていて。。ほんとごめんなさい。
部室に行くと作業してくださったG味さん、I藤さんは、寝坊した僕にも怒らず、やさしく微笑んで僕を受け入れてくれました。反省。

そのあとは三人で駒場のイスラエル料理にお昼ご飯を食べにいき、よっしゃ稽古だ。
一年生の指導をするのにはまだ不慣れで、自分が舞うときの身体の動きを伝えるときに「ぐ~っと」など擬態語を多用してしまい、もうちっと上手く教えたいなーと、去年後輩のできなかった自分にとってうれしい悩みが出てきています。
一年生とわいわいやっていたら、気づいたら17時。急いで上級生の稽古もやらないと!と閑祥会の仕舞を合わせたり、春のOB会でだす素謡「小袖曾我」を謡ったりしました。

稽古後には柏企画。M葉隊長のもとたこやきをばんばん焼いていきました。最後にはパフェまで。狂言研のH條さんや徳Nさんもいらっしゃって、にぎやかな柏企画になりました。

次回の稽古(4日)は、三商大学交流会に賛助出演としてお誘いをいただいている関係で、稽古時間が11:30~15:00と変則的です。ご注意ください。

                                          (青)

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今週の柏蔭舎(4月第三週)

おはようございます。
以前M鍋さんが毎朝7時に起きていると聞いて、すげえなあと思っていたのですが、僕も最近7時おきが定着してきています。
どや。

最近思ったこと。
NTTドコモの新しい料金プランは、家族でのデータ通信料シェアが目玉の一つ。
自民党改憲案も、家族、家族のオンパレード。
多様な生き方が許容され、1人で生きる人がどんどん増えていくという社会の流れに逆行していないでしょうか。
(僕は社会学をちゃんと勉強しているわけではないのでよくわからないのですが……。)

余分なことを申しました。

さてさて。
今週は、午前中に新歓スイパラ企画、午後に通常稽古でした。
10時20分に正門前に集合、新入生二人! と、I藤さんとA木、僕で渋谷に向かいました。
途中でOBのN島さんと、店の前でRさんと合流しました。
お店に着いたところまだ開店しておらず、なんだかよくわからないエナジードリンクの販促イベントを眺めて待ちました。

スイパラ(スイーツパラダイス)というところには僕は初めて行ったのですが、ああいう世界があるんですね。
近くの席の小学生くらいの集団が、「タイムラインが……」とかいっているのが衝撃でした。
そもそも小学生だけの集団が渋谷のデパートの中の店にいる、というだけで衝撃です。
いや別にいいんですが、僕が小さいときはそんなことはなかったなーと。

来てくれた新入生の方はそれぞれおもしろい方で、話が盛り上がりました。

12時半くらいから柏蔭舎に移動を開始して、1時過ぎからは普通のお稽古。
午前に来てくれた方のうち一人はそのまま、そして、もう一人の方と入れ替わりに新しい方がきてくれました。
今回は参加人数が多く、いろんな人にいろんな教え方をしてもらえたのではないかとおもいます。
話し合いでは自己紹介をしたり、後半僕らが閑祥会に向けた稽古をしているときにはいろんな雑談をしたり、会の雰囲気をわかってもらえたかな?

ぜひ、次も来てくれたらうれしいです!!

次回の新歓は、
4月25日(金) 5時頃OR五限後集合 観能企画「二人静」(閑能会@観世能楽堂) 新入生無料
4月27日(日) 午後一時から 稽古 終了後柏企画(ごはん)
です。参加される方は todaikanze@yahoo.co.jp か、会員の誰かまでご連絡を!

ではでは。

(五)

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新歓能楽座終わりました!

土、日の二日間行われた新歓能楽座が終わりました。
予想を上回る数の新入生に来ていただけて、うれしい限りです。
そのあとのご飯会にも、多くの一年生が来てくれました。
1日目は二次会のダーツにまで、3人の新入生が参加してくれたとか。
ありがとうございます!!

来てくださった皆さん、いかがだったでしょうか?
能・狂言のサークルってどんな感じかな? 
三派ごとの雰囲気ってどう違うのかな? 
大変そうかな? 
自分にもできそうかな?
などなど、たくさんの疑問があったと思いますが、それらは解決されましたでしょうか。

あのサークルは自分と雰囲気が合いそうだな、と思ったら、今後の新歓にもどんどん参加してください!

もちろん、新歓能楽座に来ていない方も、いつでも大歓迎です。
先輩たちの中にも、5月や10月にウェブを見て入ってきた人がいますよ!

さて、今後は基本的に三派ごと別々に新歓を行っていくことになります。
なので、東大観世会の今後の新歓予定をご案内しますね。

今後の新歓予定で決まっているのは、

19日(土)三限 着物を着てみよう! @コミプラ身体2
20日(日)スイパラ企画 午後稽古
25日(金)夕方、五限後から 観能企画「二人静」
27日(日)午後稽古、稽古後柏企画(ごはん)

です!
どれに参加しても、もちろん新入生は無料です!
いろいろ準備があるので、来るときは事前にメールをくれるとうれしいです。
アドレスは、todaikanze@yahoo.co.jpです。
サークルオリに来てくれた人で、観世会からのメールが届いている人は、その送信元(この新歓であなたを担当している人です)にメールしてくださってもかまいませんよー。

今後も東大観世会の新歓に参加してくれるのを待っています!

(五)

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新歓能楽座直前! 能狂言研究会って?

いよいよ明日と明後日の二日間、新歓能楽座が開催されます。

新歓能楽座
日時 4月12日(土)・13日(日) 14:30〜17:00 終わってからご飯会あり!
場所 柏蔭舎
東大能狂言研究会に興味がある方はどなたでもお越しください!
場所がわからない方は、todaikanze@yahoo.co.jp までメールしてください!

その他新歓日程はこちら→ 新歓特設ページ

それに先だって、サークルオリにいったんだけどもう一回確認したい、とか、サークルオリにいけなかった……という方のために、このブログでも能狂言研究会の説明をお送りします!

1.能狂言研究会って?
東京大学能狂言研究会は、東大の能楽系サークル三つが集まって構成している団体です。
三つのサークルとは、東大観世会、東大宝生会、東大狂言研です。
このうち観世会と宝生会は「能・狂言」の「能」をやるサークル、狂言研は「狂言」をやるサークルです。
ふだんの活動は三派別々に行っていますが、新歓や部室の管理、学友会への登録などは能狂言研究会として行っています。
三派ともにインカレサークルで、他大学の方、また二年生以上の方も歓迎しています。


2.三派それぞれの稽古日はいつ? 活動内容は? お金は?
狂言研の稽古日は、【火曜日と金曜日の夜】です。狂言研は早稲田大学の狂言研とほぼ一体のようにして活動しており、早稲田で稽古することも多いようです。
先生は高野和憲先生。野村萬斎さんの家の方です。

宝生会の稽古日は、【土曜日の午後2時から5時半】です。場所は柏蔭舎です。
先生は、東大薬学部を出てから宝生流能楽師になられた藪克徳先生。

観世会の稽古日は、【日曜日の午後1時から6時】です。場所は柏蔭舎です。
先生は、観世流の重鎮、関根祥六先生です。

三派とも、ふだんは一般的に想像する「能」とか「狂言」ではなく、その一部だけを取り出して演じる「小舞(狂言)」や「仕舞(能)」を稽古しています。

どこも会費は半年で一万円前後。新入生には減免の規定があります。
これは、社会人になってから、あるいは学生のうちでも個人的に先生について能・狂言を習う場合と比べると、まさに破格です。
また着物や扇、本などは各会が所有しているものがあるため、はじめは足袋だけ買えばいいという感じです。


3.同じ能をやるのに、観世会と宝生会の二つがあるのはなぜ?
東大観世会と東大宝生会の違いは、「流儀」です。
その名の通り、観世会は観世流、宝生会は宝生流の能を習っています。
では、観世流と宝生流はなにが違うのか。

観世流も宝生流も、五流ある能楽の流派を二つに分けると、同じ「上掛かり」に分類されます。
しかし、似ているのかと思って実際に見てみると結構違います。

どちらかというと観世流は「都会的」で「洗練された」イメージ。
宝生流は(全然ネガティブな意味ではなく)「土着的」で「質素」なイメージでしょうか。

観世流は、江戸時代からずっと、習う人が一番多い流派でした。
そのため謡本の表記、謡い方、型、囃子との関係などがかなり洗練されています。
また、同じ方でも宝生流よりも派手でわかりやすくなっています。

一方の宝生流は、習う人が二番目に多い流派です。
謡の音程変化が細やかで、どちらかというとシンプルの観世流よりもおもしろくなっています。
(謡宝生、舞観世などといわれます。謡は宝生がおもしろいよね、舞は観世がおもしろいよね、という意味です。)
ぱっと見は地味ですが、よく味わってみればおもしろい。通好みの流派といえるかとおもいます。

4.で、三派ごとの雰囲気って?
これこそ、新歓能楽座で感じて欲しいものです。
どんな人がいるのか、どういう感じの舞台をしているのか、うまいのか、下手なのか(笑)、お作法はどうか、などなど実際に見て、そして自分に合いそうなところにはいってくださるとうれしいです。

でもまあ、それだと答えにならないので、一応僕の目から見た各派の雰囲気を書いてみましょう。

まず、狂言研。
少人数ながらもみんな仲良く、わいわいやっているイメージです。
お互いをニックネームで呼び合っている、といえば伝わるでしょうか。
先述の通り早稲田と関係が深いのですが、それ以外にもお茶大や成城など、いろんな大学と良好な関係を築いているようです。
狂言研のホームページは→ こちら
ブログは→ こちらです。

次に宝生会。
宝生会は、皆さん落ち着いているイメージ。
あんまりわいわいしているところを見たことがない気がします。
関宝連や全宝連といって、関東や全国の宝生流サークルと一緒に舞台をやることが多いようです。
宝生会のブログは→ こちらです。

最後に、わが東大観世会。
東大観世会については、過去の記事でもいろいろ書いてあるので、大体わかっていただいているのではないでしょうか。
とにかく、「ちゃんとやる」ことを目指しています。下手でもいいから見苦しくないようにしよう、と。
舞台は、宝生会とは違ってOBとやることが多いですが、他大との交流ももちろんあります。

そしてうちのウリはなんといっても、12月の自演会。
学生とOBだけでフルバージョンの能一番を、毎年毎年出し続けています。
これはほとんどほかに例がないのではないでしょうか(大体の学生能は、お囃子や地謡などにプロが関わります)。

観世会はいまは人数が少なく、ちょっと苦しい時期です。二年生もいません。
でも! だからこそ今年はチャンスなのです。
過去を見ても、一学年上がいなかった学年の人たちはうまくなっています。
一年生二年生のうちから、学生能で重要な役割がまわってくる可能性が、充分にあります。
今こそ、東大観世会に入るべき時なのです。


と書いてみても、やっぱり実際に見て、人に会ってみないと、どういう感じかはわからないものです。
ご飯目当てでも、授業の情報目当てでもかまいません。
新歓能楽座、皆さんのお越しをお待ちしています!

(五)

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今週の柏蔭舎(4月第一週)と、能ってなにがおもしろいの?

今週は新歓能楽座に向けてのお稽古。今までやってきたものはとりあえず措いて、新歓のために一日を費やしました。
僕はあいにく就活があったので、午後2時からの参加となりましたが、まず新歓で見せる仕舞・舞囃子を一ト通り、当日通りの部屋の使い方であわせ、話し合いを挟んでその続きと、新歓の先の舞台に向けた稽古、という感じでした。

東大観世会の新歓能楽座での演目は、仕舞「養老」「羽衣キリ」「蝉丸」「善界」と、舞囃子「敦盛」の五つです。初番から五番目まで、バランス良く取りそろえました。
ぜひお楽しみに!


では、サークルオリも開催されている今週は、「能ってなにがおもしろいの?」というテーマでちょっと書いてみたいと思います。

能ってなにがおもしろいんでしょうか。

正直、僕にもよくわかりません。
僕は(いかにも国語学専修課程らしく(笑))話の中身はあんまりよくわかっていませんし、そんなに読み込もうとしているわけではありません。
だから、あくまでも僕にとっては、ですが、能のおもしろさはお話のおもしろさではありません。

では、なんなのか。
この前ちょうどこのことを友達と話していて考えてみたのですが、それは、
・「変わり目」のおもしろさ
・沈黙=充実した不安
の二点だとおもいます。

どういうことなのでしょうか。

「変わり目」というのは、「「はっ」と気が変わる瞬間」のことです。
能には、サッと気が変わって、雰囲気が一変するという瞬間がたくさんあります。
とん・とん・とん・…というリズムが、だんだんゆっくりになっていって、ある臨界点まで達すると急にとんとんとんとん! とはやくなる、というような。
この「変わり目」のおもしろさが、第一にあります。
くるぞくるぞくるぞくるぞ……と思っていると、やっぱり来た! という、たとえていうならジェットコースターが坂を登っていくようなおもしろさ。
その瞬間に向かって息が詰まっていって、はっと解放されるようなおもしろさです。

では沈黙、とは?
その「くるぞくるぞ……」の瞬間と、ほとんど同じです。
たとえば、指で机をたたいてリズムをとるとしましょう。
とんとんとんとん、と、ヒップホップのようなリズムは、身体を任せて気持ちよくなることができます。
この間隔をどんどん広げて、指が上に上がっている時間を長くしてみてください。
不安で、胸の中がぞくぞくするような感じがしませんか?
その感じが、沈黙=充実した不安、というコトバで言い表したい、なにかです。
このなにかが、能にはたくさんあるのです。

最初に、僕はストーリーにはあまり興味がない、といいました。
でも、ストーリーがおもしろくないというわけではありません。

関根先生はよく、こんなことをおっしゃいます。

能で一番大事なのは「思い」だ。
「にて候」「ござ候」と、ただ金魚みたいに口をパクパクさせてたって、おもしろくも何ともない。
古典だ古典だというけれども、能は「思い」をあらわすもの。
恋をして苦しい、酔っ払って気持ちいい、とかいう「思い」に、今も昔も変わりはない。
ただ、「思い」は外目には見えないんだ。だから難しいんだ。

と。
能に書かれている「思い」は、人類普遍のもの。
主人公が措かれた様々な状況に心を寄せてみるのも、楽しいものです。

いろんな楽しみ方があっていいのです。
今回はその中の一例を紹介してみました。

なお、これらのことは全部自分で考えたことではなくて、先生から学び取ったこと、です。
誤解のないよう、書き添えておきます。

(五)

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