東大観世の日々

能楽サークルって何をやっているのでしょう

今週の柏蔭舎(10月第四週)

『ダヴィンチ・コード』で有名な、ダン・ブラウンの最新作『インフェルノ』の映画が楽しみで、
ずっと頭から離れない、優です。
(能と『インフェルノ』は全く関係がないわけではありません。)

今日は午前中に、能の前半をお囃子の方と合わせました。羽衣の前半はワキのセリフが多く、地謡の出番があまりないため、地謡に参加していた私は正座の練習がメインだったように感じました。じっと動かずに正座をしているのは本当に辛いです…。

お稽古についてはあまり面白いネタがないので、先日の閑能会について書こうと思います。

能は融で、狂言が隠狸(かくしだぬき)でした。
仕舞で一番印象に残ったのは、シテが女性の安宅です。動きが大きくどっしりとしていて弁慶らしさが表れており、さすがだなと感心しました。
狂言に関しては、狸の作り物がでてきたのですが、かわいらしくもシュールなぬいぐるみで何度も笑いそうになりました。また太郎冠者が自分で謡いながら舞を舞っている場面があり、地謡付きで舞うのに慣れているため新鮮に感じました。
能については、前半を半分眠りながら見ており、名所尽くしでようやく目が覚めました。謡本を見ないようにしていたのですが、やはりセリフが理解できないと睡魔に襲われやすいようです。今日の融大臣の装束は、大きい紋が入った黄色の直衣(狩衣?)で、光の加減によって月の権現であるかのように感じたのは、装束を選んだシテの意図だったのでしょうか。

12月も閑能会があるので、また見に行きたいです。

(優)

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今週の柏蔭舎(10月第二週)

たまごかけごはん用のお醤油が、みりんとかの味がして美味しいです。完です。

今週は師匠稽古からの通常稽古でした。
お昼を挟む場合、駒場付近でご飯を調達するのですが、最近スーパーのネギトロ丼がマグロ丼になってしまい悲しいです。
マグロよりネギトロが食べたい。
さて、いろいろありまして通常稽古は少人数でした。
そのため、今年初めて土蜘蛛を通してみたりなどしました。
羽衣の地謡に入っているおかげで、素謡の正座も去年より辛くないのが救いです…。

稽古終わりに外していた障子を戻そうとしたところ、謎の虫がついていました。
虫退治班のKさんがいないので、仕方なくそのまま障子をはめて、障子と障子の間に閉じ込めておきました。


(完)

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今週の柏陰舎(9月第週&10月第1週)

おひさしぶりです。鷹です。
先週のブログ更新を忘れていたので、今週とまとめて書きます。

8月第4週の記事に記載があるとおり稽古中に正座から立ち上がろうとして転んで足を骨折していたのですが、先週1ヶ月ぶりに稽古に参加することができました。しばらく会わないうちに完さんの髪が僕より短くなっていました。なかなか1ヶ月間が空いてしまうと忘れていることも多く苦戦しています。とはいえ、やっぱり楽しいです。
秋合宿中に合宿先の人々から電話がかかってきて、冬の自演会に出す素謡『土蜘蛛』の配役を決めたのですが、僕はシテをやることになりました。リアルスパイダーマンです。がんばります。今回語りに初挑戦するのですが、芝居の台詞っぽく謡いすぎて狂言みたいと言われました。ダースベイダーみたいな感じが理想なのだそうです。

今週もその続きでひたすら謡っていました。同期ふたりは舞の練習もしているのですが、僕は『花月』をやることは決まったものの、舞は怪我のためまだできないので現状なにもしていません。清水寺の美少年が舞を披露する華やかな曲ということなので、雰囲気としてはまえまでやっていた『猩々』に近いところもあるのかなぁと想像しています。
あと、部室のロッカーから『節の精解』という本を借りてきました。謡の節についてはわりと上級生からの耳コピでなんとなく覚えるという人が多いようなのですが、僕は理論的に理解しないと落ち着かないタイプなのでこういう本があるのはとても助かります(先輩方も存在を半ば忘れてたようですが……) 早速読もうと思います。

大学の秋冬学期も先週から始まりました。今期の授業で楽しみなのは「文化人類学」と「日本文化論」です。前者は人類の文化現象について幅広く扱うものですが、文化的他者に対しどう向き合っていくべきかという倫理的な問いを常に意識しつつ授業が進められていくので考えさせられます。後者は日本を代表する能の研究者である松岡心平先生の授業で、世阿弥の演劇思想を分析したりするものです。特に誘い合わせたわけではないのですが、教室に行ってみたら2年のKさんも受講していました。先生が「能のリズムというのは催眠効果があって、私もしばしば寝ます。ですから、ここぞというときに起きる技術が重要です」というようなことをおっしゃっていたのが面白かったです。

謡ももちろん楽しいのですが、やはり舞ってこそとも思うので、早く怪我を治したいです。それでは、また。鷹でした。

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