東大観世の日々

能楽サークルって何をやっているのでしょう

京大新年会と今週の柏蔭舎(1月第二週)と自演会のアンケートについて

11日土曜日午前七時、家を出て京都へ向かいました。前夜は、寝過ごして遅刻することへの恐怖と緊張からほとんど寝られませんでした(本番直前というのは大抵大丈夫なのですが、前の晩や当日の朝は緊張して眠れなかったり、気持ち悪くなったりするのです)。10時過ぎに会場の能楽堂に着き、ごあいさつをし、地を京大の人たちに謡ってもらうので申し合わせをして、11時半から舞台が始まりました。遠方からきて仕舞一ツだけ舞って、しかも地は相手方に謡ってもらう、なんてなんだかとてもエライ人みたいで落ち着かないので、どこかの地謡の端っこに混ぜてもらいたいなあ、あるいは切戸番でもさせてもらいたいなあとおもいましたがそういうわけにもいかず、ずっと見所で舞台を見ていました。作法、謡い方、舞い方などすべてに、東西(?)の違いや先生ごとの違い、大学ごとの色の違いがあっておもしろかったです。
舞台のあとの宴会にも参加させていただきました。去年は途中で抜けて最終の新幹線で帰ったのですが、今年は半ば意図的に終電を逃し、二次会、そしてそのあとのボックスでの三次会にまで闖入し、そのままボックスで雑魚寝、次の朝起きてみんなで喫茶店に行くところまでご一緒させていただきました。気分は京大生! です。朝まで一緒にいて、京大観世会の良さをすごく感じました。みんな仲がよく、情に厚い感じがします。東京の我々は根っこのところで他人のことはどうでもいいと思っている、のでは?(笑) それは冗談としても、さいきんは我々はみんなで遊びに行かないし、ご飯もいかないし、飲み会もあんまりないし、舞台のあとも朝まで一緒にいたりしないので、京大さんのあり方はうらやましいし見習わなくてはならないとおもいました。
話したいと思っていた人とあまり話せなかったのと、前日眠れていなかったので(笑)早々に寝落ちしてしまったのは残念でしたが、とても楽しかったです! 京大の皆さん、ありがとうございました!
さて、喫茶店から出たあとは、京大の同回生と大学の構内をすこし歩き、バス停まで送ってもらって、バスで駅へ出、新幹線で東京へ帰りました。せっかく来たのだし、三連休なのだからこのまま京都観光をして、何ならもう一泊すればいいとも思ったのですが、どこへ行ったらいいかよく判らないし、ありきたりの所へ行ってもつまらないし、着替えもないし、何より疲れているしで、すぐに帰ってきてしまいました。


さすがに新幹線でウトウトしながら東京へ帰着したのは三時過ぎ。一度アパートに帰り、風呂に入って服を着替えて、四時過ぎから東大の稽古に参加しました。まずは新幹線に乗る前に慌てて買った生八つ橋をみんなで食べ(ちょうど人数分でした。僕を入れて5人です。)、春四(京大風にいうと四大。参加者はこの日の出席者の5人、のみ……)の素謡の演目を決め、春の閑祥会で謡う高砂の連吟と、春四で謡うことにした竹生島の地謡の部分を稽古し、最後に仕舞を合わせて終わりました。僕が行く前がどうだったかは知りませんが(T瀬さんによる飛び返り講座があったらしいです)、最後の二時間については充実したいい稽古になったとおもいます。
終わってから、僕と戸瀬さんは京大を見習って一緒にご飯に行きました。

さてここで、自演会のアンケートについてすこし。
今回は平年より多い、60人以上の方にアンケートにお答えいただきました。ありがとうございました。
お褒めのことばをたくさんいただき、うれしく思っています。また、ここがよくなかった、こうしたらもっとよくなるのに、というご意見も、大変ありがたく拝見いたしました。

いただいたご意見の中で、いくつかにこちらの事情をすこし説明させていただきます。

・番組がネットに上がっていなかった、というご指摘
すいません。こちらの怠慢です。今年はなぜかみんな忘れていたようです。実は僕は本番数日前に気づいたのですが、ここまで来たらもういいやと思ってちゃんと対応しなかったのです。反省しています。来年はちゃんと上げるようにします。

・案内状に能以外の番組についても書いて欲しい、というご意見
例年、案内状を発送する段階では他の番組はまだちゃんと決まっていないのです。申し訳ございません。

・パンフレットに間狂言の詞章も載せて欲しい、というご意見
このご意見は毎年いただいております。なぜ、間狂言の詞章が載っていないのかというと、単純な話で我々は台本をもっていないからです。観世流の謡本には、シテ、ワキの謡は書いてありますが、狂言の分は書いてありません。アシライアイの場合は書いてあるところもありますが、語りや立ちシャベリは書いてありません。したがって狂言研の人に聞かないとならず、それがメンドクサイ(笑)ので、載せていないのだとおもいます。(ワキ方の謡は、観世流と福王流で違っていることがあり、数年前まではその違いは無視して観世流のものを載せていましたが、僕が担当した年から福王流のものを書くように変えました(自慢です(笑))。こちらはすこしの訂正で済むうえ、ワキをやる会員にちょっと聞けばいいので楽なのです。)
もう一つの理由は、狂言のシャベリは能の謡よりはずっと聞き取りやすいので、なくても判るだろう、ということです。しかしこうして毎年ご意見をいただくということは聞き取れない方もいらっしゃるということで、次からはメンドクサイなどといっていないで、間狂言の詞章も載せるべきかもしれません。検討します。

・演目紹介は番組順の方がいいのではないか、というご意見
数年前まではそうだったのですが、これも僕が担当した年にアイウエオ順に変えました。なぜかというと、同じ曲目が二度出る場合があるからです。しかし番組順の方が見やすいのはたしかですし、重複もあとの方を空見出しにすればいいだけですよね(ご意見をいただいて考えた時にやっと気づきました。バカですね)。来年の担当者に再考するよう伝えます。

・シャッター音がうるさい、というご意見。
番外を除き撮影自由ということになっており、当会の担当者も撮っていますので、たしかにちょっとうるさいかもしれません。申し訳ありません。

・ブログも読んでいます。五味さんの文章がおもしろいです、というご意見
ありがとうございます。あなたは見る目があります(笑)


あーこういう長いブログは読んでもらえないんだよな。三回に分けた方がいいかなー。でもメンドクサイので、まとめて投稿します。各自で三回に分けて読んでください(笑) ちなみに今回のブログは2700字くらいあります。
(五)
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コメント


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充実しているようで羨ましい限りです。

栗 | URL | 2014-01-14(Tue)12:41 [編集]