東大観世の日々

能楽サークルって何をやっているのでしょう

今週の柏蔭舎(2月第一週)

レポートを書かなくてはいけなくてブログを書いている場合ではないのですが、ブログを書くのをやめてもどうせレポートをはじめる気は起きなくてボンヤリとネットを見ているだけだろうと思われるので、ブログを書きます。広報活動は重要ですし。

今日は第一日曜日。第一日曜日は観世会定期能です。定期能、見に行きたいし見に行った方がいいといつも思っているのですが、会の稽古が日曜だけなのと値段が高い(学生4200円)のとでいつも見送ってしまいます。今日はOBの先輩から体調が悪いからとチケットを譲っていただき、行くことができました。が。先輩は朝連絡をくれていたのに僕が起きたのは11時半だったのでメールを見るのが遅れ、初番の「弱法師」と狂言は見ることができませんでした。さらに、会の稽古に全然出ないというわけにもいかなかったので、二回目の休憩のあとの仕舞と「項羽」も見られず、結局見たのは「隅田川」だけ。でも、一番だけでも充分満足でした。「隅田川」見られて良かったです。シテもお囃子も地も良かったです。印象に残ったのは、シテの謡の高音部のきれいさ、「乗せさせ給え渡守」と笹で床を打ったところ(都からはるばる来た寂しさと、子供が見つからないもどかしさでわけがわからなくなってしまってどうしようもなくなって狂ってしまう感じが出ていました)舟の中で下居して(小さい床几を使っていました)船頭の物語を聞いているところ(自分の子に似た子の話を聞いて、ハッとした感じですこし上を見、そこから話に耳を傾けながら徐々に顔を下に向けてきた時に、この話はもしや我が子のことではないだろうか、確かめたい、はやくくわしい話を聞きたいというもどかしさで口元がゆがんでいるように見えました)。それから笛のヒシギの最後に残る微妙な音。曲の最後にすこし残った笛の音もしみじみとして良かったです。大小もかけ声が大きすぎず、全体によく調和していました。地は最初はやや声も小さく、前列の一部が無感動に声を合わせている感じがあったのですが、だんだんに良くなりました。子方は、ハキハキとした謡い方で、シテの手の下をくぐり抜けるところもきびきびとして良かったです。

さて「隅田川」が終わって2時半過ぎ、柏蔭舎にいくと、なんとA木とI藤さんの二人しかいませんでした。そこからは仕舞をばんばん合わせ、素謡もどんどん稽古して、あっという間に6時になりました。僕が行く前にはM葉さんが、3時頃にはY口さんが、それぞれお菓子を差し入れに来てくれました。さすがに三人だとかなり効率が良く稽古が進みますし、謡の声も揃います。でもやっぱりさびしいですね。新入生にはやく入って欲しいから、はやく入試が終わって欲しいです。東大観世会に入りたい受験生のみんな、受験がんばってくださいね。あとすこしですから。東大という名前にビビりすぎず、たいしたことないと思って受ければ大丈夫です。東大生なんて別にたいして頭良くありません(もちろん本気で頭いい人もいますけど)。

東京都知事選がはじまって、選挙公報などが配られています。非常勤講師の先生とかが、「東大生はさすがちゃんと文章が書ける」などということがあって(あったはずです。具体的にいつのことか思い出せないのでちょっと不安ですが。)、そういうことを聞くたびに「何云ってんだ、文章くらい誰だって書けるだろう」と思っていたのですが、この選挙公報を見ると……どうやらそうでもないようです。

(五)
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