東大観世の日々

能楽サークルって何をやっているのでしょう

新歓能楽座直前! 能狂言研究会って?

いよいよ明日と明後日の二日間、新歓能楽座が開催されます。

新歓能楽座
日時 4月12日(土)・13日(日) 14:30〜17:00 終わってからご飯会あり!
場所 柏蔭舎
東大能狂言研究会に興味がある方はどなたでもお越しください!
場所がわからない方は、todaikanze@yahoo.co.jp までメールしてください!

その他新歓日程はこちら→ 新歓特設ページ

それに先だって、サークルオリにいったんだけどもう一回確認したい、とか、サークルオリにいけなかった……という方のために、このブログでも能狂言研究会の説明をお送りします!

1.能狂言研究会って?
東京大学能狂言研究会は、東大の能楽系サークル三つが集まって構成している団体です。
三つのサークルとは、東大観世会、東大宝生会、東大狂言研です。
このうち観世会と宝生会は「能・狂言」の「能」をやるサークル、狂言研は「狂言」をやるサークルです。
ふだんの活動は三派別々に行っていますが、新歓や部室の管理、学友会への登録などは能狂言研究会として行っています。
三派ともにインカレサークルで、他大学の方、また二年生以上の方も歓迎しています。


2.三派それぞれの稽古日はいつ? 活動内容は? お金は?
狂言研の稽古日は、【火曜日と金曜日の夜】です。狂言研は早稲田大学の狂言研とほぼ一体のようにして活動しており、早稲田で稽古することも多いようです。
先生は高野和憲先生。野村萬斎さんの家の方です。

宝生会の稽古日は、【土曜日の午後2時から5時半】です。場所は柏蔭舎です。
先生は、東大薬学部を出てから宝生流能楽師になられた藪克徳先生。

観世会の稽古日は、【日曜日の午後1時から6時】です。場所は柏蔭舎です。
先生は、観世流の重鎮、関根祥六先生です。

三派とも、ふだんは一般的に想像する「能」とか「狂言」ではなく、その一部だけを取り出して演じる「小舞(狂言)」や「仕舞(能)」を稽古しています。

どこも会費は半年で一万円前後。新入生には減免の規定があります。
これは、社会人になってから、あるいは学生のうちでも個人的に先生について能・狂言を習う場合と比べると、まさに破格です。
また着物や扇、本などは各会が所有しているものがあるため、はじめは足袋だけ買えばいいという感じです。


3.同じ能をやるのに、観世会と宝生会の二つがあるのはなぜ?
東大観世会と東大宝生会の違いは、「流儀」です。
その名の通り、観世会は観世流、宝生会は宝生流の能を習っています。
では、観世流と宝生流はなにが違うのか。

観世流も宝生流も、五流ある能楽の流派を二つに分けると、同じ「上掛かり」に分類されます。
しかし、似ているのかと思って実際に見てみると結構違います。

どちらかというと観世流は「都会的」で「洗練された」イメージ。
宝生流は(全然ネガティブな意味ではなく)「土着的」で「質素」なイメージでしょうか。

観世流は、江戸時代からずっと、習う人が一番多い流派でした。
そのため謡本の表記、謡い方、型、囃子との関係などがかなり洗練されています。
また、同じ方でも宝生流よりも派手でわかりやすくなっています。

一方の宝生流は、習う人が二番目に多い流派です。
謡の音程変化が細やかで、どちらかというとシンプルの観世流よりもおもしろくなっています。
(謡宝生、舞観世などといわれます。謡は宝生がおもしろいよね、舞は観世がおもしろいよね、という意味です。)
ぱっと見は地味ですが、よく味わってみればおもしろい。通好みの流派といえるかとおもいます。

4.で、三派ごとの雰囲気って?
これこそ、新歓能楽座で感じて欲しいものです。
どんな人がいるのか、どういう感じの舞台をしているのか、うまいのか、下手なのか(笑)、お作法はどうか、などなど実際に見て、そして自分に合いそうなところにはいってくださるとうれしいです。

でもまあ、それだと答えにならないので、一応僕の目から見た各派の雰囲気を書いてみましょう。

まず、狂言研。
少人数ながらもみんな仲良く、わいわいやっているイメージです。
お互いをニックネームで呼び合っている、といえば伝わるでしょうか。
先述の通り早稲田と関係が深いのですが、それ以外にもお茶大や成城など、いろんな大学と良好な関係を築いているようです。
狂言研のホームページは→ こちら
ブログは→ こちらです。

次に宝生会。
宝生会は、皆さん落ち着いているイメージ。
あんまりわいわいしているところを見たことがない気がします。
関宝連や全宝連といって、関東や全国の宝生流サークルと一緒に舞台をやることが多いようです。
宝生会のブログは→ こちらです。

最後に、わが東大観世会。
東大観世会については、過去の記事でもいろいろ書いてあるので、大体わかっていただいているのではないでしょうか。
とにかく、「ちゃんとやる」ことを目指しています。下手でもいいから見苦しくないようにしよう、と。
舞台は、宝生会とは違ってOBとやることが多いですが、他大との交流ももちろんあります。

そしてうちのウリはなんといっても、12月の自演会。
学生とOBだけでフルバージョンの能一番を、毎年毎年出し続けています。
これはほとんどほかに例がないのではないでしょうか(大体の学生能は、お囃子や地謡などにプロが関わります)。

観世会はいまは人数が少なく、ちょっと苦しい時期です。二年生もいません。
でも! だからこそ今年はチャンスなのです。
過去を見ても、一学年上がいなかった学年の人たちはうまくなっています。
一年生二年生のうちから、学生能で重要な役割がまわってくる可能性が、充分にあります。
今こそ、東大観世会に入るべき時なのです。


と書いてみても、やっぱり実際に見て、人に会ってみないと、どういう感じかはわからないものです。
ご飯目当てでも、授業の情報目当てでもかまいません。
新歓能楽座、皆さんのお越しをお待ちしています!

(五)
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