東大観世の日々

能楽サークルって何をやっているのでしょう

今週の柏蔭舎(5月第二週)

今日は閑祥会に出させていただきました。そのあと13時から柏蔭舎で稽古がありましたので駒場にいき、でもやっぱり閑祥会を観たかったので稽古は早めにきりあげて松濤へ戻る。そんなあわただしいけどワンダフルな日曜でした。
稽古の方は、新入生が三人きてくれました。最初はいろいろと覚えるのがたいへんだけど、それでもやっていたらだんだんと面白くなっていくものだから、ぜひつづけてほしいです。

閑祥会を終えて。
いまできることはやった!とすがすがしい気分です。そんなこと言うと「おい!あんなへたくそなもんでよくそんなこといえるなー。めでたいやつだ。」などと思われてしまうかもしれませんが、すがすがしいです。今日の舞台を終えて、上手いか下手か、ということももちろん大事だけど、自分が稽古していくうえでもっとこだわっていきたいことがあると思いました。
ぼくら東大観世の仕舞は祥丸さんの仕舞の直後で、舞台裏で自分たちの出番を祥丸さんの仕舞をモニターを通して観ながら待機してたのですが、ついつい「祥丸さん、うまいなー。すごいなー。かっこいいなー。」と思ってしまい、祥丸さんのあとでぼくらがやると落差がなあ…と、一瞬思ってしまいました。
実は閑祥会前日、駒場図書館で大学の課題をやって、クタクタになりながらも帰りに部室に寄って自主稽古していたのですが、たまたまG味さんもきたので一緒に稽古しました。そのときにG味さんに気合が入ってないと注意されて、でもどうしても気が入らない。これはまずいなと帰りの電車でけっこう落ち込みました。閑祥会、出させていただけるのだからしっかりつとめないといけない。あんなに先生にみてもらったのだから、それを無駄にしちゃいけない。明日の閑祥会は気合のこもったものにしよう、と心に決めて布団に入りました。そう決めていたのに本番前に「負けている」、これではいけないと気を入れなおして仕舞、連吟にのぞみました。
そんなこんなでのぞんだ嵐山、羽衣、善界、高砂でしたが、出番のあと先生に「気合がはいってたねー」と言ってもらえたのがすごくうれしかったです。気持ちだけは負けないようにしたいです。
(ちなみに、ここでいう負けるというのは弱い自分が出てきてしまうことで、だれかに勝つ、負けるという意味ではないです。)

そして、もっとうれしかったことがあります。それは、自分が大きな声をだして謡った羽衣キリがほめられていたことです。ぼくの謡がほめられたというより、舞ったG味さんがきれいに舞えてほめられたというのはわかっているのですが、自分の謡に乗っかって、シテがきれいな仕舞を舞ってくれたってなんか良いことだなと思います。自分が舞った演目(今回で言う善界)でほめられるよりも、自分が謡った演目がほめられた方がうれしく思えたのはふしぎです。うらかた向きなんでしょうか。

今回の閑祥会の仕舞・連吟は2013年の自演会後に人が減ってしまった苦しい中、一月から稽古を進めてきたもので、思い入れもあり、これから違う演目の稽古を進めていくと考えると少しさびしく思います。

最後に師匠稽古のお知らせをします。
5月29日17:00から
6月13日17:00から
6月27日9:30から
興味ございましたら、お気軽にご連絡ください。
(青)
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「自分の謡に乗っかって、シテがきれいな仕舞を舞ってくれたってなんか良いことだな」と思えるのはすごく良い事だなと思いました。舞と謡が一つになってこその仕舞ですしね。これからも頑張ってください。

むむむ | URL | 2014-05-22(Thu)00:02 [編集]