東大観世の日々

能楽サークルって何をやっているのでしょう

ataka

自演会が終わり、一週間が経ちました。もう何か今は気が抜けた感じで、午前の授業とか全然出られてない感じです。

いろいろ感想はあるのですが、あえて自分が大鼓を打った舞囃子「安宅」に絞って書いてみたいと思います。

この曲の最大の特徴は、やはり「鳴るは滝の水」の文句から始まる,シテ弁慶の力強い男舞のスタート部分(山伏掛り)にあると思います。男舞は、もともとテンポが激しくアップダウンするのが特徴です。中でも山伏掛りは、笛のゆっくりとした、しかし一気に飛び出そうとするような力が溜まった「オヒャー、オヒャーーリヤリ」の一鎖に大鼓と小鼓が乗り、その後の鎖で溜まったパワーが爆発し、飛び出していくようなイメージを持っています。

私事ですが、幸運にも自分はこの曲を、観世会の舞台で3回も(秋のOB会、駒場祭舞台、自演会)打たせてもらうことが出来ました。3回とも異なるシテ、地謡、囃子の方々と共演させてもらいました。どの回も、それぞれ違う感じというか、違う雰囲気のものになり、毎回打っていて、その違いを感じるのがとても楽しかった。

先に挙げた山伏掛りの箇所についても、他のメンバーがやろうとしていることを聞いて、自分はどのように打つべきなのかを考える作業が、とてもやりがいのあるものに感じたのを覚えています。

今後他の曲を打ったりするときにも、今回の経験を生かしたいと思います。共演してくれた皆さん、また何より舞台を観に来てくださった方々、本当に有難うございました。

                             Hasegawa
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コメント


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自演会当日の、Haseの大鼓の「大きく鋭い一拍目」は本当に感動しました。あの瞬間、自分の中は熱いんだけど周囲の温度がすっと下がったかのような。

本当に、共演してくださった皆さま、観に来てくださった方々に対しては感謝の念に堪えません。

もえは | URL | 2007-12-11(Tue)12:16 [編集]


駒場祭ではお世話になりました。
また稽古しましょう。

私も安宅の男舞は大好きで事あるごとにこれをリクエストしては吹かせていただいております。
大鼓が大きく鋭い一拍目を打ちこんだあとに、オヒャ―と吹きこむ。
最小限の音数で情景を描いていくあの快感はやった人しかわからないかもしれません。
ミニマリズムの極致。
だからみんな安宅やればいいのに。

いちかわ | URL | 2007-12-10(Mon)15:30 [編集]